Grok BotとXの連携が、かなり使いやすくなりました!
2026年10月下旬、Xの開発担当者がGrok BotのXコネクターを利用する際、開発者アカウントとX APIクレジットが不要になったことを明らかにしました。
これにより、これまで追加のAPI料金を気にする必要があったブックマークの整理やDMの確認、X記事の下書き作成などを、対応するGrok Botのプラン内で利用できるようになったとのこと。
しかも、公開されているポストの検索やトレンド調査なら、Xアカウントを接続しなくても利用可能です。
今回は、今回のアップデートで何が変わったのか、具体的にどんなことができるのか、利用料金や設定方法まで分かりやすく紹介します。
今回無料になったのはXコネクターの追加API料金です。Grok Bot本体の有料プランまで無料になったわけではないので、この違いは最初に押さえておきましょう。
Grok BotのXコネクターが無料化!何が変わった?
今回の変更を発表したのは、XのAPI関連業務に携わるSantiago氏(@santiagomed)。
2026年10月下旬の投稿で、前週にGrok BotのXコネクター利用に必要だった開発者アカウントとAPIクレジットを撤廃したと説明しています。
さらに、ブックマークの管理、DMの確認、記事の下書き作成などを追加料金なしで依頼できることも紹介しました。
この発表はXの開発者向け公式アカウント「X Developers」も取り上げています。
和訳:先週、Grok BotのXコネクターを利用する際に必要だった「開発者アカウント」と「X APIクレジット」を廃止しました。
これにより、@bot に依頼するだけで、ブックマークの管理や整理、DMの確認、記事の下書き作成などを、追加料金なしで行えるようになりました。
@bot とXコネクターを使えば、Xのさまざまな機能を連携させた仕組みを構築できます。ぜひ活用してみてください。
2026年8月のサービス開始時との違い
Grok BotのX連携が最初に発表されたのは、2026年8月29日です。
当時はXアカウントを接続すると、開発者アカウントを持っていない利用者には自動的に作成する仕組みでした。有料利用者にはスターター用のAPIクレジットが付与され、そこから消費する形でXの機能を使っていました。
今回の変更を比較すると、次のようになります。
| 項目 | 以前 | 今回発表された内容 |
|---|---|---|
| 開発者アカウント | 必要(未作成なら自動作成) | 不要 |
| X APIクレジット | 必要 | 不要 |
| 追加のAPI料金 | クレジットの消費が必要 | 追加料金なし |
| Grok Bot本体 | 対象プランが必要 | 引き続き対象プランが必要 |
| 主な用途 | 投稿検索・タイムライン閲覧など | ブックマーク・DM・記事下書きなども案内 |
これまでは「AIにXの作業を任せたいけれど、APIの料金や設定が面倒」という問題がありました。
その面倒な部分がなくなるのは、かなり大きな変化。特に、Xを毎日の情報収集や仕事で使っている人には嬉しいアップデートですね。
参考:Grok Bot now works with X(2026年8月29日発表)
そもそもGrok Botとは?普通のGrokや@Grokとの違い
ここで少し整理しておきたいのが、Grok Botと普段Xで見かける「@Grok」の違いです。
名前が似ていますが、役割は同じではありません。
| サービス | 主な役割 |
|---|---|
| Grok | 質問への回答、文章作成、調査などを行う対話型AI |
| @Grok | X上でGrokに質問するためのアカウント |
| Grok Bot | アプリやサービスに接続し、複数の手順を含む作業を進めるAIエージェント |
| @bot | X上からGrok Botへ作業を依頼するためのアカウント |
Grok Botは、単に質問に答えるだけのAIではありません。
自分専用のクラウドコンピューターを持ち、接続したアプリやWebサイトを使って、調査や情報整理などの作業を進められるAIエージェントです。
例えば「保存した投稿をジャンル別に整理して」「最近話題になっているニュースを調べて」とお願いすると、利用できる機能を組み合わせて作業します。
そしてX上でGrok Botを呼び出すためのアカウントが@botです。
@bot自体が回答を生成するのではなく、X上の依頼を接続済みのGrok Botへ転送する仕組みになっています。

@Grokは質問する相手、@botは作業をお願いする窓口、と考えると分かりやすいかな!
Grok BotのX連携でできること一覧
それでは、具体的に何を任せられるのでしょうか。
Grok Botの公式ドキュメントでは、公開ポストの検索だけでなく、プロフィール、タイムライン、ブックマーク、DMなど、幅広いXの情報を扱えることが紹介されています。
ただし、公開情報を調べる機能と、自分のアカウントを操作する機能では、必要な設定が異なります。
| 機能 | できること | X接続 |
|---|---|---|
| 公開ポスト検索 | キーワードに関する投稿を検索する | 不要 |
| ユーザー調査 | 公開プロフィールや投稿、メンションを確認する | 不要 |
| ニュース・トレンド | 話題のニュースやトレンドを調べる | 不要 |
| 投稿の反応調査 | 引用・リポストなどの情報を確認する | 不要 |
| 投稿数の調査 | 指定した話題の最近の投稿数を調べる | 不要 |
| ホームタイムライン | 自分のタイムラインを読む | 必要 |
| ブックマーク | 保存した投稿を読み、整理する | 必要 |
| DM | メッセージを確認し、返信などを行う | 必要 |
| X記事の下書き | 長文記事の下書きを作成する | 必要 |
| いいねした人の確認 | 自分の投稿への反応を調べる | 必要 |
※公開情報の閲覧とアカウント接続の区分は公式ドキュメントに基づきます。ブックマーク操作やDM、記事下書きの対応範囲は発表内容に基づきます。個別操作の可否や取得件数は、利用環境によって異なる可能性があります。
公開ポストの調査ならXアカウントの接続は不要
個人的に便利だと思うのは、Xアカウントを接続しなくても公開ポストを検索できること。
例えば、こんなお願いができます。
過去24時間にXで話題になった生成AI関連のニュースを調べてください。注目されているニュースを5件選び、話題になっている理由、関連する投稿のURL、公式発表の有無をまとめてください。
自分でXの検索欄にキーワードを入力し、投稿を一つずつ開いて調べる手間を減らせる可能性があります。
ただし、検索結果が必ず全件取得されるわけではありません。投稿数や話題の規模については、取得できた範囲を確認する必要があります。
ブックマークをAIに整理してもらう
Xを長く使っていると、後で読もうと思って保存したブックマークが大量に溜まりがちです。
そんなときに役立つのが、今回の発表でも紹介されたブックマーク管理機能。
私のブックマークを確認して、AI、パソコン、生活情報、ニュースの4つに分類してください。それぞれの投稿について、短い要約と元の投稿URLを付けて一覧にまとめてください。
このように依頼すれば、保存した情報の整理を手伝ってもらえます。
なお、実際にXのブックマークフォルダへ移動できるかどうかなど、細かい操作には対応状況の違いがあるため、最初は一覧作成から試すのがよさそうです。
DMを読んで返信案まで作成
DMの確認も今回のアップデートで紹介された機能です。
メッセージが多いアカウントなら、重要な連絡を優先して確認したり、返信文の下書きを考えてもらったりする用途が考えられます。
未読のDMを確認し、返信が必要なものを優先度順に整理してください。各メッセージの要点と返信案を作成してください。実際の送信はしないでください。
返信のように相手へ影響する操作は、最初から自動送信を任せず、下書きの作成までにしておくと安心です。
Xの長文記事も下書きできる
Xには通常の短いポストとは別に、長文を公開できる「記事」機能があります。
今回の発表では、このX記事の下書き作成も追加料金なしで依頼できる例として紹介されています。
例えば、調査したニュースの要点をまとめ、見出しを付けた長文記事に整えてもらう使い方です。
ただし、下書きを作成できることと、公開・編集・画像添付などすべての操作に対応していることは別。最後の確認や公開は、自分で行う前提で考えましょう。
Grok Botの料金はいくら?本当に無料で使える?
ここが一番気になる人も多いと思います。
結論からいうと、今回の無料化はGrok Botそのものを無料で使えるようにしたものではありません。
Grok Botを利用するには、対象となるプランへの加入が必要です。
2026年10月28日時点で、公式サイトに掲載されている個人向けの月額料金は次のとおり。
| プラン | 月額料金 | Grok Bot |
|---|---|---|
| Premium | 30ドル | 利用可能 |
| Super | 100ドル | 利用可能 |
| Ultra | 200ドル | 利用可能 |
※Grok Bot公式サイト掲載の米ドル建て月額料金。日本円での請求額や税額は契約時の表示を確認してください。通常のX Premiumと、統合サブスクリプションのPremiumは混同しないよう注意。
PremiumからGrok Botを利用でき、SuperとUltraでは利用できる作業量が増えます。
ただし、Grok Botの処理そのものはプランに含まれる利用枠を消費します。統合サブスクリプションでは、Grok・Grok Bot・Cursorが週単位の利用枠を共有する仕組みです。
つまり、APIクレジットが不要になったからといって、何万件でも無制限に投稿を取得したり、AIを使い放題にしたりできるわけではありません。
また、今回の変更について、X連携の個別機能ごとの回数上限や大量取得時の制限がすべて公開されているわけではありません。
まずは通常の調査や整理作業から使ってみるのがよさそうです。
Grok BotとXコネクターの使い方
設定方法も見ておきましょう。
最初に確認したいのは、何をしたいかによってXアカウントの接続が必要かどうか変わることです。
- Grok Botにサインインする
Grok Botの公式サイトから、利用可能なアカウントでサインインします。 - まず公開ポストの検索を試す
公開ポストの検索やトレンド調査なら、Xコネクターを接続する必要はありません。Grok Botにそのまま調査を依頼できます。 - 自分のXアカウントを接続する
ブックマークやDMを扱いたい場合は「Connect apps」からXを探して追加します。画面によっては「Marketplace」や「Settings → Plugins」から設定します。 - Xアカウントで認証する
連携したいXアカウントでサインインし、表示されるアクセス権限を確認して認証します。 - Grok Botに作業をお願いする
例えば「保存したブックマークを話題ごとに整理して」と入力します。最初は読み取りや一覧作成のような、元データを変更しない作業がおすすめです。
なお、X上で@botにメンションすると、接続済みのGrok Botへ依頼を転送することもできます。
ただし、公開ポストで依頼すると指示内容も公開されるため、DMの内容や個人的な情報を投稿本文へ書かないようにしましょう。
公式ヘルプには古い説明が残っています。
2026年10月28日時点では、一部の公式ドキュメントに「X APIクレジットが必要」「開発者アカウントを作成する」といった以前の仕様が記載されています。今回の発表と食い違う部分があるため、設定時には最新の案内を確認してください。
Xの情報収集にも便利!すぐ試せる活用例
せっかくここまで多くの機能が使えるなら、単に質問するだけではもったいないですよね。
私なら、次のような使い方から試してみたいです。
以下は公式の動作確認済みテンプレートではなく、今回公開されている機能をもとにした依頼例です。必要に応じてコピーして使ってみてください。
① Xで話題のニュースを探す
過去24時間にXで注目されたAI関連ニュースを調査してください。特に生成AIの新機能、料金変更、サービス障害を優先し、話題になった理由を簡潔に整理してください。各ニュースには公式発表のURLと関連するXの投稿URLを付けてください。確認できない情報は未確認と明記してください。
新しいAIツールやアップデート情報を追いかけるときに便利そうです。
公式発表とX上の反応を分けて整理するよう指定しておけば、噂と事実を混同するリスクも減らせます。
② 特定の話題に関する投稿を比較する
直近7日間に「AI画像生成」という言葉を含む公開ポストを調査してください。話題の傾向を分類し、よく言及されるサービス名、肯定的な意見、不満や問題点を整理してください。代表的な投稿URLを添え、取得できた投稿の範囲も明記してください。
単に「何が話題か」を調べるだけでなく、利用者がどこに不満を感じているかまで拾う使い方です。
ただし、X上の投稿は必ずしも世間全体の意見を代表しているわけではありません。投稿の偏りには注意が必要です。
③ 自分の投稿から反応の良かったテーマを探す
私の最近の公開ポストを確認し、反応の良かった投稿を整理してください。テーマ別に分類して、どのような内容が読まれているか傾向をまとめてください。取得できない指標がある場合は推測で埋めず、その項目を除外してください。
投稿の振り返りにも使えそうですね。
例えば、フォロワーが反応しやすいテーマを確認し、次の投稿を考える材料にする、といった使い道です。
ただし、Grok Botからすべてのアナリティクス指標を取得できるとは限りません。閲覧数、クリック数、フォロワーの属性など、確認できない項目は分けて考えましょう。
④ 保存した情報から記事の構成案を作る
ブックマークに保存してある生成AI関連の投稿を確認し、同じ話題をまとめてください。その中から重要なトピックを3つ選び、各トピックの要約、元投稿のURL、確認すべき公式情報を整理してください。最後に、それぞれを初心者向けに解説する記事の構成案を作成してください。
これはかなり実用的な使い方だと思います。
気になる投稿を保存しておき、後からAIに整理してもらう。情報収集から構成案の作成まで、一連の流れとしてつなげられる可能性があります。
文章ができあがったら、そのまま公開するのではなく、自分の言葉に整えるのも大事な作業です。
AIが作った文章の不自然さを減らしたい場合は、ChatGPTで記事を自然な文章にリライトする方法も参考にしてみてください。
Grok BotのX連携を利用するときの注意点
便利な機能が増えた一方で、利用するときにはいくつか注意したい点もあります。
- Grok Bot本体の料金は別
Xコネクターの追加API料金が不要になっても、Grok Botの対象プランへの加入は必要です。 - APIクレジット不要=無制限ではない
Grok Botの利用枠やX側の取得制限がなくなるわけではありません。 - 公式ヘルプと新発表に食い違いがある
一部のドキュメントには古い料金・接続条件が残っています。実際の利用画面で確認してください。 - DMなどの非公開情報は慎重に扱う
Xの接続時にはアクセス権限を確認し、他人の個人情報を必要以上にAIへ処理させないようにしましょう。 - 送信・公開操作は最初から任せきりにしない
返信や公開を伴う作業では、下書きを確認してから実行するのが安心です。 - AIの調査結果は必ず一次情報で確認する
話題になっている投稿が事実とは限りません。重要なニュースは企業やサービスの公式発表も確認しましょう。
なお、Grok Botには定期的な作業を実行する「Routines」という機能もあります。
ただし、今回のX連携無料化によって、大量のX投稿を継続的に無制限収集できるようになったとまでは発表されていません。
定期的なトレンド調査などに利用する場合も、まずは少ない件数から試して、取得範囲や利用枠を確認した方がよさそうです。
まとめ|Grok BotでXを調べるだけでなく、整理・管理する時代に
今回のアップデートによって、Grok BotのX連携は以前より利用しやすくなりました。
特に大きいのは、開発者アカウントやAPIクレジットを気にすることなく、自分のブックマークやDMなどをAIに扱ってもらえるようになったこと。
公開ポストの検索やトレンド調査については、Xアカウントを接続しなくても利用できるため、まずは情報収集から試してみるのもよさそうです。
これまでAIによるSNS活用といえば、投稿文を考えてもらったり、長い文章を要約してもらったりすることが中心でした。
でも、今回のようにアカウントの情報へアクセスして、整理や管理まで手伝ってもらえるとなると、使い方はかなり広がります。
私も特に気になるのは、Xの話題を調べて、その結果から必要な情報だけを効率よく取り出す使い方。
今後、検索できる範囲や管理機能がさらに充実すれば、Xを毎日使っている人にとって、かなり頼もしいAIになりそうです。
まずは無料化の対象となった機能を確認し、自分が普段Xで繰り返している作業を一つ任せてみるところから始めてみてはいかがでしょうか。
公式情報・参考資料
- Santiago氏によるXコネクター無料化の発表
- X Developers公式アカウントによる紹介
- Grok Bot now works with X(2026年8月29日)
- Grok Bot公式ドキュメント:アプリ接続とXの検索
- Grok Botの対象サブスクリプションと利用枠
- X公式ヘルプ:@botについて
※この記事は2026年10月28日時点の公開情報をもとに作成しています。機能や料金、対応プランは変更される可能性があります。




















































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