AI画像生成を使っていると、思ったより早い段階で「これ、規制で止まるんだ」と感じる場面があります。
普通の人物イラストを作りたいだけなのに、肌の見え方で弾かれる。
夜っぽい雰囲気を出したいだけなのに、妙に健全すぎる画像になる。
大人向けの雑学記事や、少し意味深なテーマの挿絵を作りたいのに、表現が抽象的になりすぎて使いづらい。
こういう時に気になるのが、表現の幅が広い画像生成AIです。
この記事では、比較的表現の幅が広い画像生成AIを中心に、無料でどこまで作れるのか、有料プランはいくらなのか、初心者が試しやすいのはどれかを整理します。
先に結論|無料優先ならこの順番で試すのが現実的

無料優先で試すなら、まずはこの順番が分かりやすい。
| サービス名 | おすすめ度 | 無料でどこまで作れるか | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| Perchance | ★★★★★ | ログインなし、無料、制限なしで試しやすい | とにかく無料で何枚も試したい人 | 画質や安定感は本格サービスに劣ることがある |
| PixAI | ★★★★★ | 無料で毎日10,000クレジットを受け取れる | アニメ風、AIイラスト系を作りたい人 | センシティブ判定や公開制限がある |
| Unstable Diffusion | ★★★★☆ | 無料で1日52 slow credits | 規制が緩めの画像生成を試したい人 | 商用利用は有料プラン向け |
| Dezgo | ★★★★☆ | 無料版あり、登録なしでも使いやすい | Stable Diffusion系を気軽に触りたい人 | 高機能利用は課金前提 |
| Tensor.Art | ★★★☆☆ | 無料クレジットあり | モデルやLoRAを細かく選びたい人 | 初心者には少し複雑 |
| Civitai | ★★☆☆☆ | 情報収集やモデル探し向き | Stable Diffusionを深く使う人 | 生成メインで使うにはやや分かりづらい |
個人的に、完全無料でまず感触を見るならPerchance。
アニメ寄りの絵をたくさん試すならPixAI。
規制の緩さを目的にするならUnstable Diffusion。
この3つから見るのが一番現実的。
Perchance|無料で試すだけならかなり強い
Perchanceは、無料で使えるAI画像生成サービスとしてかなり気軽な存在。
ログインなし、サインアップなし、無料、制限なしを前面に出しているタイプなので、とりあえず何枚も試したい人にはかなり向いている。
特に、以下のような人には相性がいい。
- まずは無料で雰囲気を見たい
- アカウント登録なしで試したい
- クレジット消費を気にせず大量に試したい
- 記事挿絵のラフ案を出したい
- 画像生成AIの比較記事用に触ってみたい
ただし、プロ向けの高画質生成AIと比べると、細部の安定感や人物の整い方はやや弱い場合がある。
そのため、ミナ研用の本番アイキャッチにそのまま使うというより、構図案や雰囲気出しに使うのがちょうどいい。
無料でどこまで作れるか
無料で、ログインなし、日次クレジットなしで試せる。
とにかく無料検証には向いている。
有料プラン
公開ページ上では、一般的な月額プラン前提のサービスというより、無料で使えるジェネレーターとして見せている印象が強い。
有料で高機能化するタイプの画像生成AIというより、無料で気軽に触れる枠として考えた方がいい。
PixAI|アニメ系なら無料枠がかなり太い

PixAIは、アニメ風のAIイラストを作りたい人にかなり向いているサービス。
無料プランでも毎日10,000クレジットを受け取れるため、無料で試せる量はかなり多め。
アニメ風、キャラクター風、イラスト寄りの画像を作るなら、候補に入れておきたい。
PixAIの強みは、コミュニティモデルやAIイラスト向けの機能が充実していること。
アニメ調の絵柄を試したい人にはかなり分かりやすい。
ただし、センシティブ表現についてはルールが明確にある。
18歳以上の確認設定、センシティブ判定、公開制限、未成年に見えるキャラクターの性的表現禁止などがあるため、何でも自由に出せるサービスではない。
無料でどこまで作れるか
無料プランでは、毎日10,000クレジットを受け取れる。
基本的な画像生成、編集、コミュニティモデル利用などを試せる。
無料枠でかなり遊べるが、高速生成や動画生成、より多くの月間クレジット、LoRA関連の機能を使いたい場合は有料プランが必要になる。
有料プラン料金
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Beginner | 0ドル | 毎日10,000クレジット |
| Starter | 月7.99ドル | 年払い換算、月300,000クレジット、日次クレジット増量 |
| Hobbyist | 月22.99ドル | 年払い換算、月1,000,000クレジット、日次クレジット増量 |
| Pro | 月35.99ドル | 年払い換算、月2,000,000クレジット、日次クレジット増量 |
無料で試せる量が多いので、最初から課金する必要は薄い。
まずは無料枠で、画風、生成速度、センシティブ判定の感覚を確認するのがいい。
Unstable Diffusion|規制の緩さを目的にするなら本命候補
Unstable Diffusionは、名前の通りStable Diffusion系の流れをくむ画像生成サービス。
特徴は、かなりはっきりと「制限の少ない画像生成」を打ち出していること。
この記事のテーマである「表現規制が緩め」という意味では、かなり分かりやすい候補になる。
無料でも使えるが、無料枠はslow creditsのみ。
速度や商用利用、生成枚数を求めるなら有料プランが前提になりやすい。
無料でどこまで作れるか
無料ユーザーは、1日52 slow creditsまで使える。
1クレジットで1枚生成できるため、無料でも毎日ある程度は試せる。
ただし、slow creditsなので速度は期待しすぎない方がいい。
本格的に大量生成するなら、有料プランの方が現実的。
有料プラン料金
| プラン | 月額料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Basic | 14.99ドル | 1日150 slow credits、月1,000 fast credits、同時リクエスト2件 |
| Premium | 29.99ドル | slow credits無制限、月3,000 fast credits、同時リクエスト3件 |
| Pro | 59.99ドル | slow credits無制限、月6,000 fast credits、同時リクエスト6件 |
商用利用については、無料ユーザーは個人利用のみ、有料のProまたはPremiumユーザーは商用利用が可能と説明されている。
ブログ用の本番素材に使うなら、この点は必ず確認したい。
Dezgo|無料でStable Diffusion系を触るなら使いやすい

Dezgoは、ブラウザ上でStable Diffusion系の画像生成を試せるサービス。
無料版があり、登録なしでも使いやすいのが強み。
とにかくシンプルに、文章から画像を作る体験をしたい人には向いている。
Dezgoは、がっつり大人向け表現を攻めるための専用サービスというより、Stable Diffusion系の画像生成を手軽に使えるツールとして見る方が自然。
無料でどこまで作れるか
無料版でも画像生成を試せる。
ただし、高機能なPower Modeを使う場合は、アカウント残高をチャージする従量課金方式になる。
無料枠は検証向き。
高解像度、安定した出力、高速処理を求めるなら課金前提になる。
有料プラン料金
Dezgoは月額サブスクではなく、プリペイド式の従量課金が中心。
公式FAQでは、定期課金ではなく、必要な分だけチャージする方式と説明されている。
API料金の目安は以下。
| 内容 | 料金目安 |
|---|---|
| 512×512 text2image | 0.0019ドル |
| 1024×1024 Flux系 | 0.0029ドル |
| 1024×1024 SDXL Lightning | 0.0032ドル |
| 1024×1024 SDXL | 0.0075ドル |
かなり安く見えるが、これはAPIやPower Modeの料金感。
普通のユーザーが管理画面で使う場合は、チャージ残高と消費量を確認しながら使う形になる。
Tensor.Art|モデル選びまで含めて遊びたい人向け
Tensor.Artは、Stable Diffusion系のモデルやLoRAを使って画像生成したい人向けのサービス。
無料クレジットや低価格プランがあり、画像生成AIに慣れている人ならかなり遊べる。
ただし、規制や生成条件の変動が起きやすいジャンルでもあるため、この記事の中では「上級者向けの候補」として扱うのが安全。
無料でどこまで作れるか
初回ログイン時の無料クレジットや、無料利用枠が用意されている。
ただし、生成内容、使うモデル、解像度、ステップ数、機能によって消費クレジットが変わる。
無料で軽く試すことはできるが、狙った絵を詰めるならクレジット消費は早い。
有料プラン料金
| プラン | 料金 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Daily Pass | 1ドル | 1回のみ購入可能 |
| Monthly Pro | 9.9ドル | 1,000クレジットボーナス |
| Quarterly Pro | 19.9ドル | 5,000クレジットボーナス |
| Yearly Pro | 119.9ドル | 25,000クレジットボーナス |
| Yearly Pro 割引時 | 59.9ドル | 期間限定価格の可能性あり |
Tensor.Artは、価格だけ見ればかなり安い。
ただし、表現規制や利用可能なモデルの扱いは変わりやすいので、使う前に最新の規約と生成画面の警告を確認した方がいい。
Civitai|生成AIというよりモデル探しの巨大倉庫
Civitaiは、画像生成AIそのものというより、Stable Diffusion系のモデル、LoRA、作例、プロンプトを探すための巨大なコミュニティに近い。
上級者にとってはかなり便利。
一方で、初心者が「無料でそのまま画像を作りたい」という目的で使うには、少し分かりづらい。
Civitaiの強みは、モデル探し、作例研究、プロンプト研究。
画像生成AIを深く使いたい人なら、いずれ見ることになる場所。
無料でどこまで使えるか
モデルの閲覧、情報収集、作例チェックには強い。
画像生成にはBuzzという内部通貨が絡むため、無料で無制限に作れるサービスとは考えない方がいい。
有料プラン料金
CivitaiはBuzzやメンバーシップの仕組みが変動しやすい。
外部の決済ページでは、Bronze、Silver、Goldといったメンバーシップや月間Buzz付与が紹介されているが、地域や時期で変わる可能性がある。
そのため、記事内では「最新料金はCivitai側の購入画面で確認」と書いておくのが安全。
無料優先の読者には、まずCivitaiでモデルや作例を眺め、実際の生成は別サービスで試す流れが分かりやすい。
SeaArtは便利だが、このテーマの本命ではない
SeaArtは画像生成AIとしてかなり使いやすいサービス。
モデル数も多く、初心者でも触りやすい。
ただし、今回のテーマである「表現規制が緩め」という意味では、本命候補にはしにくい。
公式の画像生成ページでは、NSFWを許可していない旨の説明があり、無料ユーザーの生成数や有料プランのスタミナ制もある。
便利な画像生成AIではあるが、大人向け寄りの挿絵を目的にするなら、期待しすぎない方がいい。
無料でどこまで作れるか
無料ユーザーは、1日あたり21枚程度の画像作成が可能と説明されている。
ただし、スタミナやクレジットの仕組みがあり、利用できるモデルや機能によって消費量は変わる。
有料プランの目安
公式FAQでは、プランごとに毎日もらえるスタミナ量が示されている。
| プラン | 毎日のスタミナ | 画像作成目安 |
|---|---|---|
| Beginner SVIP | 300 | 約50枚 |
| Standard SVIP | 700 | 約116枚 |
| Professional SVIP | 2,100 | 約350枚 |
| Master SVIP | 3,500 | 約583枚 |
価格は表示タイミング、税、為替、地域によって変わる可能性があるため、実際の課金前に公式の購入画面で確認したい。
画像生成AIを選ぶ時のチェックポイント

表現規制が緩めの画像生成AIを探す時は、単に「作れるか」だけで選ばない方がいい。
チェックするべきポイントはこのあたり。
- 無料で何枚くらい作れるか
- ログインが必要か
- クレジットの回復タイミング
- 有料プランの料金
- 商用利用できるか
- 生成画像が公開ギャラリーに出るか
- 非公開生成が無料で使えるか
- センシティブ判定された画像がどう扱われるか
- 未成年表現や実在人物の扱いが明記されているか
- 退会や課金停止が分かりやすいか
特に大事なのは、生成画像の公開設定。
サービスによっては、生成した画像がギャラリーに表示される場合がある。
ブログ用の試作画像や、少し攻めた雰囲気の挿絵を作るなら、非公開生成の可否は必ず見た方がいい。
無料だからといって、何も考えずに作るのは危ない。
無料で試しつつ、公開範囲と権利周りだけは先に確認しておきたい。
無料で試しやすい画像生成AIのおすすめ早見表
無料優先で考えるなら、いきなり課金する必要はありません。まずは目的に合うサービスを選んで、無料枠で使い心地を確認するのが現実的です。
| 目的 | おすすめサービス | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 完全無料で気軽に試したい | Perchance | ★★★★★ | ログインなし・無料・制限なしで試しやすく、まず感触を見る用途に向いている |
| アニメ風のAIイラストを作りたい | PixAI | ★★★★★ | 無料クレジットが多く、キャラクター系やアニメ調の画像生成に強い |
| 表現の幅が広いAIを試したい | Unstable Diffusion | ★★★★☆ | 規制が緩めの画像生成AIとして分かりやすい候補。ただし商用利用や生成量は有料プランも確認したい |
| Stable Diffusion系を手軽に触りたい | Dezgo | ★★★★☆ | 登録なしでも使いやすく、Stable Diffusion系の画像生成をブラウザで試しやすい |
| モデルやLoRAまで細かく選びたい | Tensor.Art | ★★★☆☆ | モデル選びまで楽しめるが、初心者にはやや複雑。慣れてきた人向け |
| 作例やモデルを研究したい | Civitai | ★★☆☆☆ | 画像生成そのものより、モデル探し・作例研究・プロンプト確認に向いている |
| 一般的な画像生成AIとして使いたい | SeaArt | ★★☆☆☆ | 便利なサービスだが、今回のテーマである「表現規制が緩め」という目的では優先度は低め |
まず試すなら、Perchance、PixAI、Unstable Diffusionの3つから見るのが分かりやすいです。
完全無料で気軽に触るならPerchance。
アニメ風のAIイラストを作りたいならPixAI。
表現の幅を重視するならUnstable Diffusion。
その上で、画質、使いやすさ、無料枠の量、公開設定、商用利用の条件を確認し、必要になった段階で有料プランを検討する流れが無理なく使いやすいです。
注意|規制が緩いAIでもアウトなものはアウト
ここはかなり大事。
表現規制が緩めの画像生成AIでも、作ってはいけないものはある。
特に避けるべきなのは、このあたり。
- 未成年に見える人物の性的表現
- 実在人物や有名人の性的な加工
- 同意のないディープフェイク
- 盗撮風やのぞき見風の画像
- 暴力や強制を連想させる性的表現
- 個人情報や顔写真を勝手に使う画像
- 商標や公式ロゴを無断で使った画像
- 著作権キャラクターをそのまま使った商用画像
表現規制が緩めの画像生成AIでも、作れるものと公開してよいものは別です。
ブログやSNSで使う画像ほど、サービスの規約、公開設定、商用利用の条件は先に確認しておきましょう。
Stability AIも規制強化へ|かつて緩かった画像生成AIの流れが変わっている

Stability AIは、Stable Diffusion系の画像生成AIで知られる企業です。
Stable Diffusionは、以前から他の商用画像生成AIよりも表現の自由度が高い印象で見られることが多く、成人向け寄りの画像生成でも名前が挙がりやすい存在でした。
ただし、その流れも少しずつ変わっています。
Stability AIは2025年7月31日から利用規約を改定し、AIポルノ生成を全面的に禁止する方向へ舵を切ったと報じられています。現在の公式Acceptable Use Policyでも、Stability Technologyを使って性的に露骨なコンテンツを作ることは禁止対象として示されており、非合意の親密画像、違法ポルノ、性行為や性的暴力に関するコンテンツなどが禁止項目に含まれています。
つまり、「Stable Diffusion系なら何でも自由」という見方は、今ではかなり雑です。
モデル単体、ローカル環境、Webサービス、公式API、商用サービスでは、それぞれルールが違います。
同じStable Diffusion系でも、どのサービス上で使うかによって、生成できる範囲や公開できる範囲は変わります。
この記事で紹介しているサービスも、「規制が緩め」と言われることはあっても、完全に無制限という意味ではありません。
昔よりも、画像生成AI全体が「作れるか」だけでなく、「どの環境で、どの規約のもとで作るか」を確認する時代になっています。
まとめ|無料で試すならPerchance、アニメ寄りならPixAI、攻めるならUnstable Diffusion
表現規制が緩めの画像生成AIを探すなら、まずは無料で触れるものから試すのが一番いい。
最初に見るならPerchance。
無料で大量に試したいなら、かなり気軽。
アニメ風のAIイラストを作りたいならPixAI。
無料クレジットが多く、キャラクター系の画像には向いている。
表現の幅を重視するならUnstable Diffusion。
無料枠もあり、有料プランに入ると生成量や速度も上げやすい。
一方で、CivitaiやTensor.Artは、ある程度Stable Diffusion系に慣れてから触った方が分かりやすい。
SeaArtは便利だが、今回のテーマである「規制が緩め」という目的だけで選ぶとズレる可能性がある。
画像生成AIは、性能だけでなく、規約、公開設定、無料枠、商用利用の条件までセットで見る時代になっている。
ちょっと意味深な表現を作りたい時ほど、雑に選ばない。
どこまで作れるかを知った上で、どこまで使うかを自分で決める。
その線引きができる人ほど、AI画像生成を長く安全に楽しめる。


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