髪のツヤと立体感が重要な理由
髪はキャラクターイラストの“生命力”を決める要素のひとつです。
髪にツヤが無い、立体感が弱い、毛束がのっぺりしている。
これだけで全体のクオリティが一段落ちて見えることがあります。
逆に
・光の入り方
・毛束の分割
・影の作り方
・ツヤのライン
これらを丁寧に指定するだけで、AI画像でも驚くほど美しい髪質になります。
髪の質感を作る基本構造
髪質プロンプトは次の4つで構成すると安定します。
1. ハイライト（光）を明確に指定
髪のツヤ感は“どこに光が当たっているか”で決まる。
例
「top light reflection」「smooth glossy highlights」
2. 毛束の分割を指定
AIは毛束を曖昧に描きがちなため、束感を明示する。
例
「fine hair strands」「clear hair clusters」
3. 陰影（シャドウ）を追加
立体感の深さは影の濃さで決まる。
例
「soft shadows between hair layers」
4. 色のグラデーションを設定
単色よりも、光に対する色階層を作る。
例
「multi-tone gradient」「light-to-dark shading」
実際に使える髪のツヤ・立体感プロンプト（基礎編）
ツヤを出す基本テンプレ
「glossy hair texture, smooth highlights, natural shine, soft reflected light」
毛束感を作るテンプレ
「fine hair strands, detailed hair lines, layered hair clusters」
立体感を出す影テンプレ
「soft shadows in hair gaps, depth shading, subtle dark tones between strands」
シーン別：髪の質感を最大化する応用プロンプト集
【アニメ調に最適】
「rich anime-style hair, glossy highlight bands, smooth gradient shading, layered strands, vibrant color depth」
【リアル調に最適】
「realistic hair texture, micro highlights, detailed strands, multi-layer shadows, subtle reflection」
【夜景・ネオン光に最適】
「neon light reflections on hair, pink and blue gradient shine, glowing edge highlights, smooth glossy texture」
【逆光シーンに最適】
「rim light around hair edges, soft bright halo, subtle inner shadows, high contrast hair texture」
髪の質感を悪くする NGプロンプト一覧
「muddy hair texture, low detail hair, flat shading, blurry strands, harsh highlights, unnatural shine」
こうした表現はツヤ・立体感を弱くするため、ネガティブに入れると安定します。
完成度を上げるための上級テクニック
※ここに挿絵（髪のレイヤー構造・立体図）
1. ハイライトの“形状”まで指定する
「oval-shaped highlights」「smooth curved shine」
2. 毛束に“方向性”を与える
「flowing hair strands」「directional movement」
3. 部分的に光を強調する
「accent highlights」「selective glossy streaks」
4. 影の濃淡で奥行きを作る
「deep shadow between layers」「soft dark gradient」
これらを使うと写真やアニメのような髪の深さが再現される。
まとめ
髪のツヤ・立体感を出すには、
光、影、毛束、グラデーションという4つの要素を“具体的に”プロンプト化することが重要です。
AIは髪の質感表現が難しい領域ですが、
適切な質感プロンプトを使うだけで仕上がりが一気にランクアップします。
今回のテンプレを組み合わせれば、アニメ調でもリアル調でも髪の美しさを安定して再現できます。
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