AI画像生成でリアルな金属質感を作る方法|クローム・ステンレス・アルミの違いを出すプロンプト術

金属は一見かんたんそうに見えて、実は「それっぽいけどプラスチックに見える」「全部同じ銀色になる」「反射が汚くて安っぽい」みたいな沼がめちゃくちゃ多い質感です。
でも逆に言うと、金属の見え方はチェックポイントが決まっているので、順番どおりに整えるだけで一気に安定します。

この記事では、クローム・ステンレス・アルミを同じシーンで並べても違いが出るように、プロンプトの組み方と直し方をやさしく解説します。
専門用語は必要な分だけにして、つまずきやすい所は「まずここ見て」で迷子にならないように作っています。


目次

金属の違いは銀色ではなく反射の質で決まる

見た目の差を作る一番のポイントは、色味よりも反射の出方です。
同じ銀色でも、次の違いで別素材に見えます。

  • 反射の強さ
  • 反射の輪郭のシャープさ
  • 反射がぼける量
  • 表面の微細な傷や筋の有無
  • 黒の締まり具合と白ハイライトの鋭さ
  • 少しだけ入る色の偏り
    青み、黄み、グレーの濃さ

初心者がやりがちなミスは、金属を銀色の塗りとして扱うことです。
金属は色そのものより、周囲を映す鏡として扱うと一気にリアルになります。


まずはこの順番で作ると失敗しにくい

金属は細かい単語を足す前に、土台を順番に固めるのが一番早いです。

  1. 何を金属にするかを明確にする
    例としては球、スマホ筐体、キッチンのボウル、機械パーツ
  2. 仕上げを決める
    鏡面、ヘアライン、サテン、ブラッシュ、マット
  3. 光を決める
    柔らかい自然光、スタジオ光、夕方の逆光など
  4. 映り込みの環境を決める
    スタジオ、街、室内、暗い背景など
  5. 最後に微細ディテールを足す
    微細傷、指紋、汚れは最後で十分

ここまでを押さえるだけで、金属がプラスチックに寄る事故が激減します。


金属をリアルにする共通ベースプロンプト

ここはまずコピペで使える形にします。
あとから素材名だけ差し替える運用が一番ラクです。

共通ベース

被写体の説明
金属素材名
仕上げの種類
反射の環境
ライティング
写真のようにリアル
高解像度
表面ディテール

例としての文章
工業製品の小さな金属パーツ、金属素材名、仕上げの種類、スタジオで撮影したような反射と映り込み、柔らかい面光源、写真のようにリアル、微細な表面ディテール、自然なコントラスト、シャープすぎない


クロームのプロンプト術|鏡のように映って黒が締まる

クロームは金属の中でもいちばん鏡です。
白いハイライトが鋭く、黒も深く落ち、周囲の映り込みがはっきり出ます。

まず入れるべき単語

  • クローム
  • 鏡面
  • 反射が強い
  • 映り込みがはっきり

足す単語と意味と注意点

chrome
何を指すか:メッキされた鏡面金属の質感
効果:反射が最大級になり、黒白コントラストが出やすい
入れすぎ注意:反射が暴れて情報過多になるので背景はシンプルに
言い換え候補:mirror like metal, highly reflective

mirror finish
何を指すか:表面の研磨仕上げが強い状態
効果:反射輪郭がシャープになる
入れすぎ注意:ノイズやギラつきが出たらライティングを柔らかく
言い換え候補:polished, glossy metal finish

high contrast reflections
何を指すか:反射に強い明暗差がある状態
効果:クロームらしい締まりが出る
入れすぎ注意:白飛びしたら soft light を足して落ち着かせる
言い換え候補:crisp reflections

最小修正セット

クロームに見えない時は、次の3つを追加するだけで改善しやすいです。

  • chrome
  • mirror finish
  • clear environment reflections

ステンレスのプロンプト術|少し柔らかい反射と微細傷が本体

ステンレスはクロームほど鏡ではありません。
反射はあるけど少し柔らかく、よく見ると微細な傷や筋が乗ると一気に本物に寄ります。

まず入れるべき単語

  • ステンレス
  • 反射はあるが柔らかい
  • 微細な傷
  • ヘアラインかサテンを明確に

足す単語と意味と注意点

stainless steel
何を指すか:キッチン用品や工業製品で見る一般的なステンレス
効果:クロームより落ち着いた反射になる
入れすぎ注意:単語だけだと全部同じ銀色になりやすいので仕上げも指定
言い換え候補:steel, stainless metal

brushed
何を指すか:一定方向にこすった筋がある仕上げ
効果:ステンレスらしい筋が出てプラスチック感が消える
入れすぎ注意:筋が強すぎると古びた感じになるので subtle を添える
言い換え候補:hairline, fine brushing

micro scratches
何を指すか:肉眼でうっすら見える細い傷
効果:リアルさが跳ね上がる
入れすぎ注意:傷が主役になったら light micro scratches にする
言い換え候補:fine scratches, subtle surface wear

最小修正セット

ステンレスが安っぽい時はこれだけ足す

  • stainless steel
  • brushed finish
  • subtle micro scratches

アルミのプロンプト術|明るい銀で反射は控えめ、マット寄りが強い

アルミは軽い明るい銀で、反射はあるけどクロームほど強くありません。
マット寄り、サテン寄りにすると差が出やすいです。

まず入れるべき単語

  • アルミ
  • 明るい銀
  • 反射は控えめ
  • サテンかマット寄り

足す単語と意味と注意点

aluminum
何を指すか:軽金属のアルミ素材
効果:明るめの銀になりやすい
入れすぎ注意:白っぽく飛ぶ場合は soft contrast を入れる
言い換え候補:aluminium, light metal

satin finish
何を指すか:鏡面とマットの中間、やわらかい光沢
効果:アルミらしい上品な光の回り方が出る
入れすぎ注意:ぼけすぎたら slightly more reflective を足す
言い換え候補:soft sheen, semi matte metal

anodized aluminum
何を指すか:アルマイト処理
効果:色付きアルミや質感の締まりが出る
入れすぎ注意:色が強すぎたら light anodized にする
言い換え候補:anodized metal

最小修正セット

アルミに見えない時はこれ

  • aluminum
  • satin finish
  • soft reflections

仕上げ指定で勝てる|鏡面かヘアラインかで別物になる

素材名を入れても、仕上げが曖昧だと全部同じ銀になります。
逆に仕上げを決めるだけで、同じステンレスでも別素材級に変わります。

  • 鏡面
    反射輪郭がシャープ、クローム向き
  • ヘアライン
    一定方向の筋、ステンレス向き
  • ブラッシュ
    ヘアラインより少し強い筋、工業感が出る
  • サテン
    やわらかい光沢、アルミ向き
  • マット
    反射がかなり控えめ、塗装金属寄り

金属がプラスチックになる原因と直し方

よくある事故はだいたい原因が同じです。チェックリスト形式で潰します。

反射が出ていない

原因:環境がない、光が弱い、マット指定が強すぎる
直し方

  • environment reflections を足す
  • studio lighting を足す
  • matte を外して satin か brushed にする

銀色の塗りに見える

原因:表面ディテールがゼロ、反射がぼけすぎ
直し方

  • micro scratches を少し足す
  • brushed finish を足す
  • crisp highlights を足す

ギラギラしてノイズっぽい

原因:シャープ指定が強い、反射が強すぎ、背景がうるさい
直し方

  • soft diffused light を足す
  • simple dark background を足す
  • high contrast を外して自然にする

全部同じ金属に見える

原因:素材名だけで仕上げがない、反射の環境が同じで差が出ない
直し方

  • 各素材ごとに finish を変える
  • クロームは鏡面、ステンレスはヘアライン、アルミはサテン
  • 反射の強さを素材ごとに言い切る

比較画像で差を出す作り方|同条件で並べるのが最強

クロームとステンレスとアルミの違いを伝えるなら、同じ形、同じ光、同じ角度で横並びが一番強いです。
この時、画像内に文字ラベルを入れると崩れやすいので、最初は文字なしで作って後から差し替える運用が安定します。

  • まずは文字なしで比較画像を作る
  • 仕上げと反射だけで違いが出るまで調整する
  • 仕上げが決まったら別ツールでラベルだけ乗せる

コピペ用の完全プロンプト|NanoBanana Pro/ChatGPT/Stable Diffusion

ここからはそのまま使える形でまとめます。
素材名と仕上げだけ差し替える運用が最短です。

NanoBanana Pro 用

プロンプト
工業製品の小さな金属パーツをスタジオ撮影した写真のようにリアルに描写し、左から順にクロームは鏡面で非常に強い映り込みと鋭いハイライトが出てステンレスはヘアライン仕上げで反射が少し柔らかく微細な傷がうっすら見えアルミはサテン仕上げで明るい銀と控えめな反射になるように、柔らかい面光源とシンプルな暗背景で高解像度かつ自然なコントラストで表現する。

ネガティブプロンプト
プラスチックの質感、塗装に見える、過度なノイズ、過度なシャープ、低解像度、反射がない、ディテールが潰れる、金属以外の素材、文字やロゴ

ChatGPT 用

プロンプト
スタジオで撮影したようなリアル写真、工業製品の金属パーツ、左は鏡面クロームで強い環境反射と鋭い白ハイライト、中央はステンレスでヘアラインと微細傷が少し見える柔らかい反射、右はアルミでサテン仕上げの明るい銀と控えめな反射、柔らかい面光源、シンプルな暗背景、自然なコントラスト、高精細、質感が伝わる近接撮影。

ネガティブプロンプト
plastic, painted, lowres, blurry, noisy, oversharp, unrealistic reflections, text, logo, watermark

Stable Diffusion 用

プロンプト
photorealistic studio product photo, metal industrial part, soft diffused softbox lighting, simple dark background, high detail surface, realistic environment reflections, left chrome mirror finish highly reflective crisp highlights, center stainless steel brushed hairline subtle micro scratches softer reflections, right aluminum satin finish light silver soft reflections, natural contrast, high resolution

ネガティブプロンプト
plastic, paint, low quality, lowres, blurry, noisy, oversharpen, bad reflections, text, logo, watermark, jpeg artifacts



失敗した時の最短リテイク手順|足す前に削る

うまくいかない時は、単語を盛るより「原因っぽい単語を一回引く」方が早いです。
初心者向けの最短手順はこれです。

  1. 背景をシンプルにする
    暗いスタジオ背景に寄せる
  2. 光を柔らかくする
    soft diffused light 系を足す
  3. 仕上げを言い切る
    mirror, brushed, satin のどれかに固定
  4. 微細傷は最後に少しだけ
    subtle, fine を付ける

この順番に戻せば、金属の見え方はかなり立て直せます。


まとめ|金属は素材名より仕上げと反射で勝つ

金属の作り分けって、最初は銀色をいじりたくなるんですけど、実はそこじゃなくて「反射の質」と「仕上げ指定」がほぼ全部でした。
クロームは鏡面で黒が締まって映り込みがはっきり、ステンレスは反射が少し柔らかくてヘアラインと微細傷が効く、アルミは明るい銀でサテン寄りの控えめ反射が強い。ここを言い切るだけで、同じシーンでもちゃんと別素材に見えてくれます。
もしプラスチックっぽくなったら、単語を足しまくる前に、背景をシンプルにして光を柔らかくして仕上げを固定するのが最短でした。最後に微細傷をちょい足しする、これがいちばん失敗しにくい流れです。

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