AIの分野はここ数年で物凄い発達を見せており、文書作成等の作業も上手く使えばほぼ自動化が可能。
その便利さは使った方の誰しもが認める所。
その為「AIで稼ぐ的」な情報は巷に溢れかえっているけれども
具体的な方法を公開している所は少ない。
もっと言えばある程度の予備知識がある事を前提にした情報のみで
初心者には理解出来ない部分も多い。
そもそも
「全部AI任せで、ブログって稼げる?」
と言う疑問が沸く方も多いと思う。
最初に結論を言うと
稼げません
AIに丸投げして、何も考えずに記事を大量に出す。
これはだいたい失敗します。伸びません。
じゃあ何が正解かというと、
あなたがやる作業を“最低限”にして、残りをAIにやらせる
初心者がAIで稼ぐにはこの方法しか無い。
この先幾らAIが発達してもそれは同じ。
だからこの記事は、難しい話はなるべく抜きにして、
- AIに任せていいこと
- 人間が絶対やるべきこと
- やっちゃダメなこと
- ブログで稼ぐ仕組み(超ざっくり)
- 量産する前に“最低限”決めるテンプレ
これを1本にまとめて説明します。
この記事は、上から順番に読んで、書いてある通りにやればOKです。
「自分で全部考える」は不要。
まずは人がやる最低限だけ決めて、AIに振るところから始めましょう。
1. 「全部AI任せ」が成立する範囲と、成立しない範囲
AI任せが成立しやすい作業
- キーワード候補の大量出し(アイデア出し)
- 記事構成案(見出し)作成
- 初稿の文章生成(下書き)
- 文章の言い換え・読みやすさ調整
- 比較表の叩き台、FAQ案の作成
ここはAIが得意で、作業時間を大きく減らせます。
AI任せが成立しにくい作業(=人が責任を持つべき領域)
- 事実確認(料金、規約、仕様、法律、医療など)
- 体験・検証・比較(実際に使った感想、失敗談、結果)
- 読者の意図に対する“最短の答え”の設計
- アフィ導線(どこで何を提示するか)の最終判断
- 公開前の品質チェック(薄い/矛盾/誤情報/誇大表現)
Googleは「人の役に立たない内容を大量に作って順位を取る」行為をスパムとして扱う方針を明確にしています。作り方がAIでも人でも関係なく、目的と品質が問われます。 Google for Developers+1
2. これだけは人がやる:最低限の“5つの責任”

「完全放置で稼ぐ」ではなく、「AIで省力化しつつ、人が責任を持つ最小セット」を決めます。
人がやる最低限5つ
- ジャンル選定(危険ジャンルを避ける判断)
- 記事のゴール設定(読者がこの記事で達成したいことを1行で定義)
- ファクト確認(公式情報で裏取り)
- 体験・比較の追加(一次情報を少しでも入れる)
- 公開前チェック(薄い、矛盾、誤誘導、誇大を潰す)
この5つを外すと、AI量産は「早いけど弱い」になりがちで、伸びにくくなります。さらに量産規模が増えるほど、低品質が混ざりやすくなります(スパム判定の文脈でも“スケール”が意識されています)。
3. ブログ収益の全体像:アクセス→クリック→成約(導線)を理解する
アフィリエイト収益はざっくり以下の流れです。
- 検索流入(記事が見つかる)
- 記事で悩みが解決に近づく(信頼が生まれる)
- 提案された商品・サービスが「今の自分に合う」と感じる
- リンクをクリック
- 購入/申し込み(成約)
AIで記事を増やすとPV(見られる回数)は増やしやすい一方、CTR(リンクを押してもらえる率)とCVR(申し込み・購入まで行く率)が弱いと稼げません。
かんたんに言うとこうです。
ブログでお金が発生する流れは、
見られる → 興味を持つ → リンクを押す → 申し込む(買う) → 報酬が入る
この順番です。
AIで記事を増やすと「見られる」は増えやすいです。
でも、記事の中身が弱いと
- 「ふーん」で終わってリンクが押されない(=CTRが低い)
- リンクを押しても、読者が納得できず申し込みまで行かない(=CVRが低い)
こうなるので、記事が増えても収益は増えません。
だから最初に大事なのは、記事を増やすことより
「読者が自然に行動する流れ(導線)」を作ることです。
4. 初心者が避けるべき危険ジャンル:YMYLを理解する
初心者が「AIで量産」戦略を取るなら、最初にYMYL寄りを避けるのが無難です。
YMYL(Your Money or Your Life)は、お金・健康・安全など、人生に重大な影響を与えうる領域で、品質評価のハードルが高いとされています。
避けた方がいい例(初心者×AI量産と相性が悪い)
- 医療・健康(症状、治療、薬、メンタル)
- 法律・税金(確定申告、相続、離婚、契約)
- 金融・投資(投資助言、借金、保険の断定)
- 安全に関する助言(防災、危険物、犯罪関連)
この領域は「ちょっとした誤情報」が致命傷になりやすく、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の要求が高くなりがちです。
初心者が始めやすい例(比較的安全に型を作りやすい)
- 趣味・生活の“体験系”レビュー(実際に使った前提が作りやすい)
- ガジェット・日用品の比較(公式スペック+体験が乗せやすい)
- サブスク・アプリの使い方(手順の検証がしやすい)
- 旅行・外食などの地域体験(一次情報が強い)
ポイントは「自分が検証できる」「一次情報を入れられる」ことです。
5. 量産する前に必須:サイト設計テンプレ(これがないと記事が増えても稼げない)

AI量産で失敗する典型は、「記事は増えたのに、サイトとして何を推してるのか分からない」状態です。そこで最小テンプレを作ります。
以下の記入欄にどんなブログを作りたいかを考えて書いてみましょう。
① まずこれだけ決めればOK(5分)
| 書く場所 | 質問(これに答えるだけ) | 記入欄 | 例(そのままマネしてOK) |
|---|---|---|---|
| サイトのテーマ | 「何についてのブログ?」 | ____ | 一人暮らしの時短家電 |
| 読者 | 「誰のためのブログ?」 | ____ | 平日忙しい社会人 |
| 読者の悩み① | 「一番困ってることは?」 | ____ | 掃除する時間がない |
| 読者の悩み② | 「次に困ってることは?」 | ____ | 自炊がめんどい |
| 読者の悩み③ | 「最後に困ってることは?」 | ____ | 寝る時間が足りない |
| このブログでさせたい行動 | 「最後に何をしてほしい?」 | ____ | おすすめ家電を買ってもらう |
② 記事の“型”は3つだけ(これ以外は作らない)
| 記事の型 | 説明(初心者向け) | タイトル例 |
|---|---|---|
| 比較記事 | 「どっち買えばいい?」を決める記事(収益が出やすい) | ルンバとAnkerどっち?初心者向けに違いを比較 |
| レビュー記事 | 「これ実際どう?」を正直に書く記事(信頼が貯まる) | ○○を1週間使った感想|良い点/ダメな点 |
| ハウツー記事 | 「どうやって使う?選ぶ?」の記事(アクセスが集まりやすい) | 初心者向け:時短家電の選び方5つ |
③ カテゴリは“棚”だから少なくていい(最大5つ)
| カテゴリ(棚) | 何を入れる? | 例 |
|---|---|---|
| 比較 | AとB、どっち? | 比較 |
| レビュー | 使ってみた感想 | レビュー |
| 選び方 | 失敗しないコツ | 選び方 |
| 使い方 | 設定・手順 | 使い方 |
| 基礎 | 用語・入門 | 基礎知識 |
④ 最初に作る「柱記事」2本(ここがないと迷子になる)
| 柱記事 | 質問(これに答える) | 記入欄 | 例 |
|---|---|---|---|
| 柱①:比較のメイン | 「一番売れそうな“比較テーマ”は?」 | ____ | ロボット掃除機おすすめ比較 |
| 柱②:初心者向け選び方 | 「初心者が最初に読む“選び方”は?」 | ____ | 時短家電の選び方(失敗しない) |
書き方ルール
- 迷ったら「読者=自分よりちょい困ってる人」を想像
- 悩みは「〜が面倒」「〜が不安」「〜が分からない」で書く
- 行動は「買う」「申し込む」「登録する」のどれか1つにする(欲張らない)
この設計ができると、AIに「次に何を書くべきか」を迷わせずに済みます。
6. コピペで使える:AI役割分担プロンプト(初心者向け)
以下は「AIに任せる作業」を綺麗に分けるためのプロンプトです。
そのまま貼って、___部分だけ埋めて使えます。
1)ジャンル候補出し(YMYL回避込み)
「私はブログ初心者です。テーマ候補を30個ください。条件:YMYLに寄りすぎない、初心者でも一次情報(使用・体験・検証)を入れやすい、アフィ案件につなげやすい。各候補に、想定読者、悩み、成約導線(何を紹介するか)を1行ずつ付けてください。」
2)サイト設計テンプレ作成
「テーマは『____』。読者は『____』。この前提で、カテゴリ5つ以内、記事タイプ(比較/レビュー/ハウツー)に分けたサイト設計テンプレを作って。最初の柱記事2本と、集客用記事20本のタイトル案も出して。」
3)記事の“勝ち筋”設計(導線を先に決める)
「タイトルは『____』。この記事のゴール(読者が読み終わったときにできる状態)を1行で定義し、CTA(紹介する商品/サービス)を1つに絞って設計して。PV狙いではなく成約導線を重視。」
4)下書き生成(チェック前提の原稿)
「上の設計に従って本文を書いてください。条件:断定しすぎない、根拠のない数値を出さない、公式情報が必要な箇所は『要確認』と明記して空欄にする。最後に“公開前チェック項目”を10個付けて。」
7. 公開前チェックリスト(最低限これだけやる)
- 公式情報が必要な箇所(料金・規約・スペック)が、確認済みになっている
- 記事の最初の数段落で「結論」が明確
- 比較表・箇条書きで、読者がすぐ判断できる
- 読者が次にやる行動(CTA)が1つに絞れている
- 体験・検証・具体例が最低1つ入っている
- 誇大表現(絶対、100%など)を削っている
- 同じことを繰り返して水増ししていない
- 内部リンク(関連する次の記事)が2本以上ある
- 画像・引用の扱いが安全(権利的に問題がない)
- “量産のためだけ”の記事になっていない(読者の役に立つか)
この方針は「人の役に立つコンテンツ」を重視するGoogleのガイダンスと整合します。
まとめ:AIは“量産の道具”ではなく“作業分担の相棒”として使う
ここまで読めたなら、もう大丈夫。
AIを使えば、ブログで稼ぐことは現実的。
ただし繰り返すけど「AIに全部丸投げして放置」はほぼ失敗する、
初心者ならほぼ100パーで、記事は増えても、収益につながらないことが多い。
稼ぐコツはシンプル。
「人がやること」を最小限にして、残りをAIにやらせる
人がやるのは、これだけ(5つだけ)
- テーマを決める(何のブログにするか)
- 読者の悩みを決める(誰の何を解決するか)
- 公式の情報を確認する(料金・規約・仕様など)
- 自分の一言を足す(体験・感想を1つでOK)
- 公開前に確認する(変な断定・ウソ・盛りすぎを消す)
これができれば、見出し作りも本文作りも、AIがほとんどやってくれます。
次にやること(この順番でOK)
- テーマを1つ決める
- 記事の型を3つにする(比較/レビュー/使い方)
- まず1本だけ公開する
完璧じゃなくてOKです。
まず公開して、同じ型で増やしていけば伸びます。
この記事を足掛けに順番にブログ完成までを解説してくので0→100のロードマップとして活用してみてください。


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